■中央はおなじみ純正のアルミプレス加工品純正部品です。
■擬似七宝とは、製作工程は七宝焼きとほぼ同じですが、着色剤にエポキシ樹脂を使用します。
これは液体の化学塗料であるため、様々な色合いがかけ合わせにより自由にできる。色ムラが出ない均一な仕上げができるという特徴があります。つまり、100個ほぼ同じものが作れます。耐久性は七宝に劣りますが。。
■七宝焼きは、天然鉱物を元にしたガラス質の着色材を使いますので、純度が一定ではありませんし、
高温で焼くので、個個に焼きムラがでます。つまり、均一な商品が作れないわけです。
とくに、赤や白といった色は七宝焼きが苦手な色です。
ある程度の品質をある一定以上のボリュームで維持しようとすると、歩留まりが悪くなるわけです。
つまり、大量生産に適さないわけです。
アルファロメオがメーカーとしてエンブレムに七宝焼を採用しない一番の理由は商品の均一性が確保できないことにつきます。
写真をよく見てもらえればお分かりになると思いますが、特に赤の十字の部分ですが、擬似七宝は色が均一で鮮明です
七宝焼は、赤の部分に焼きムラが見えると思います。この焼きムラが、一点物の味わいを生むのも事実ですが、
焼きあがってみないとどうなるかわからない部分でもあるのです。
ただ、青い部分の透明感と深みは七宝が優れてます。また、蛇の部分のナチュラルな色合いがいいですよね。
擬似七宝はやや化学薬品ぽい色合いですから。
いずれにしても、こうして3つ並べると、真ん中はもう選択肢には入らないですよね。
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